悲しいことですが世の中には金銭や財産、遺産目的で結婚をする方がいらっしゃいます。
今回はそんな奥様と結婚をしてしまったSさんのお話をします。
Sさんはご相談を始めると早々に、どうにか離婚するために妻の調査をしてほしいと切り出されました。
今回妻の調査を依頼されたSさんは婚活パーティーで出会った奥様Wさんと３年前結婚をされたそうです。
Wさんは前の夫とのお子様、小学生２人の娘さんがいたのですが、娘さんとの関係も悪くなく、初めて会ったときやその後何度かのデートを経て結婚へと踏み切りました。
またSさん自身もご自身の子供が欲しいとのことで、Wさんがそのことにも賛成してくれたことが大きかったそうです。
しかし、結婚1年後から妻の態度が急変。娘の進学先を私立の中学校に入れたいと言い出したのです。
経済的な心配は全くなかったのですが、その中学は自宅から離れており、Ｓさんは職場柄、引っ越すことができないため別居状態になってしまうのです。
自宅からでも通える私立もあったのですが。Ｗさんはどうしてもそこの私立に娘を入れたいと迫り、Ｓさんはとうとう根負けして妻と娘たちと別居状態になってしまいました。
その後は月に何度か娘たちを連れてＳさんのもとに通っていたのですが、半年もたつとほとんど妻と娘たちがSさんの自宅を訪れることは減っていきました。。
こんな結婚生活はおかしいと思い、ＳさんはＷさんになにか隠し事があるのではと、秘密でＷさんの車にＩＣレコーダーを仕掛けることにしました。
何度かＩＣレコーダーを仕掛け、録音内容を調べると信じられないことが録音されていました。
Ｗさんは浮気をしていたのです。車内での浮気相手との通話内容には、Ｓさんのことを財布呼ばわりし、Sさんとの子供についても避妊薬を服用して妊娠の心配はないことを馬鹿にしたような口調でしゃべっていたのです。
Sさんは怒りの感情を抑えきれずに、翌日、弁護士事務所へ相談をしに行かれました。
弁護士からのアドバイスではICレコーダーのみの証拠だと、言い逃れする可能性があるため、実際にWさんと男の浮気の証拠が欲しいとのことだったので、今回浮気調査のご依頼に踏み切ったそうです。
調査を始めた月から早々にWさんは男との浮気旅行に行きました。Wさんは高級寿司屋での食事やスキューバダイビングなど観光をたのしみ、夕方にはラブホテルへと入っていきました。
それらの証拠を撮影し、調査報告書としてSさんに渡すと、Sさんはとても喜んでおられました。弁護士の話では十分な慰謝料請求ができるとのことでしたが、Sさんは一刻も早くWさんと離婚をしたいとのことで、慰謝料は全くいらないとまでおっしゃられていました。
その後、Wさんに弁護士から書類を送り、すぐに離婚をするのであれば慰謝料請求は行わないこと、今度一切Sさんに接触しないことを約束してほしい旨を伝えました。
その後、Sさんの希望通りに離婚が成立し、晴れてSさんは金銭目的の結婚から逃れることができました。
今回は離婚が目的でしたが、浮気の証拠があれば、慰謝料請求から裁判まで有利に進めることができます。
証拠が不十分な場合でも、弁護士からのアドバイスや調査を行うことで有利に離婚を進めることができるのです。
こんなはずではなかった結婚、当社ではいつでも相談を受け付けています。
