フォーチュン広島の探偵白書:会社内でのパワハラ問題とは?

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大人のいじめ・パワハラ問題

子供のいじめが社会問題になっている昨今ですが、実は大人社会のいじめも少なくないのです。今回は、職場でのいじめ・パワハラに悩んでいた依頼者様の話をします。

依頼者様は、ある大手企業の広島営業所に勤めておられました。
過去形になっているのは、相談に来られた時には既にいじめ被害に疲れ果て、なかば追い出されるようにしてその会社を辞められていたからです。依頼者様は40歳も過ぎて再就職もそう簡単にはいかない状況に、改めていじめをしていた人物に対しての怒りを募らせていらっしゃいました。

個人的な怨恨による復讐といった依頼は当社では受けないのですが、今回の人物は過去に依頼者様の他にも、自分の気に入らない部下を数名、嫌がらせの末に退社へ追い込んでいたというパワハラの常習者であり、依頼者様が退職した現在も、依頼者様と親しかった人物に対して新たなパワハラを行なっているとの事であった為、調査をお受けする事にしたのです。

もちろん「目には目を」という手段ではなく、あくまでも合法的に対象者の非道な行為を暴くという形で調査を行なう事としました。具体的には、対象者が営業所所長を勤める企業の株を購入して株主となり、その上で対象者の行動を監視し、不法行為にあたる行動を確認した場合には、株主の立場からその企業の本社へ告発するという手法をとりました。
その企業は外資系であり、一般的に外資系企業は株主の発言力が大きいのです。

調査の結果、対象者は単身赴任で広島に来ていたのですが、毎晩のように食事を外食で済ませており、週に一、二度は馴染みの寿司屋へ行き、毎回一万円ほどにもなるその飲食代の支払いの際に、会社名義の領収証を受けていました。後から判った事ですが、その全てが接待経費として精算されていました。
たかがそれくらいと思われるかもしれませんが、対象者はそれ以外にもお気に入りの部下や友人を連れて高級料理屋へ行っては、会社名義の領収証を受けて精算をしており、その額は月十数万円にものぼり、顧客接待の名を借りた、ある意味で横領罪にあたる行為です。
さらには、何日目かの調査の際、対象者はいつもの様にお気に入りの部下を二名連れて小料理屋に入りました。その飲食の最中、酒も入って冗舌になった対象者が「○○の時は時間が掛かったが、××はあと一ヶ月で必ず辞めさせてやる。」と得意げに言い放ちました。これはいじめ行為を立証する決定的な証拠です。もちろん、その発言は映像と共に完全に録音されています。その後も調査を行なって証拠を増やし、二ヶ月間に渡る調査を終了しました。

後日、私が証拠資料を持って直接その企業の東京本社に出向き、対象者の行為を告発したところ、何度かのヒアリングと会社側の内部調査を経て三ヶ月後に、対象者は会社側の事情もあり懲戒解雇ではなく、自己都合退職という恩情処置をもって退職する事となりました。

依頼者様の復職はさすがに無理でしたが、退職に至る経緯は上司による不当な圧力がかかっていた事を会社側も認め、依頼者様に対して若干の慰謝料が会社から支払われました。
その後、依頼者様は退職した企業のライバル会社への再就職が決まり、皮肉な事に新しい会社では前の会社以上の成績を上げて、現在ではトップセールスマンとして活躍されております。

今回ご紹介したお話は結果的に上手くいったケースですが、大人になってからのいじめは、いじめられる側の社会的ダメージが大きく、人生を変えてしまう危険性が高いのです。いじめ・パワハラにあった場合には一人で悩まず、私達と共にいじめ・パワハラと戦う事を選択肢の一つとして考られてはいかがでしょうか。