フォーチュン広島の探偵白書:テレビ・新聞でも取り上げられた実力

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50年前の婚約者探し-2-

私たちは地図や電話帳で、高松市内でのB子さんの情報に関して下調べを行ない、その後、高松市へ向かう事にしました。

Tさんの覚えていた手掛かりの中で「近くに大きなお寺があった」という点に関して、下調べの段階で地図上にそのお寺の存在が見つけられず、長い年月の間に寺が移転することもあるのかもしれないと考え、特段大きな疑念を持つこともなくそのまま調査に着手したのです。
しかし、その後とんでもない落とし穴にはまるとは、このとき夢にも思いませんでした。

高松における現地調査では、まずTさんのかすかな記憶を頼りに琴電三条駅へと向かい、「酒屋」「B子さんの家」をキーワードに、手掛かりの一つである「大きな川」と思われる御坊川の合流地点を中心に徹底した聞き込み調査を行ないました。
すぐにでも何らかの具体的な手掛かりが見つかるだろうとたかをくくっていた私たちでしたが、B子さんにつながる手掛かりはいっこうに掴めず、琴電三条駅を基点に調査範囲を4倍まで拡大して調査を続行したものの、該当する情報はゼロという厳しい状況に行き当たってしまいました。
念のため高松市の河川を担当する部署で、この50年の間に河川の流れを変えるような大掛かりな工事が行なわれていないかどうか確認しましたが、「新しい水路を造る事はあっても、合流している河川を埋めたてるような馬鹿げた工事などできる訳がない」と笑われてしまう有様でした。
こうしたことから、再度Tさんに当時の状況や手掛かりについて確認しましたが、「大きな川が合流していたこと、琴電三条駅から歩いて20分くらいの場所に酒屋があり、その裏手にB子さんの家があったことは、絶対に間違いのない事実である」とTさんから逆にお叱りを受ける始末でした。

このため、私たちはこの土地に古くからある商店や地域の老人会の世話人などを訪ねて聞き込みを行なうことにしました。
B子さんを捜している事情をある程度お話しすると、ほとんどの方がまるで自分のことのようにとても親身に、昔のことを話してくださいました。
ある方は、同年輩の友人たちに電話をかけて尋ねてくださるほど、一生懸命になって探してくださいました。しかし、それらすべての努力・好意も空しく、結局は「昔からこの辺にそんな家はなかった。」という答えに落ち着いてしまいました。
そして、みなさん口を揃えて「この辺りは古くから知っとるで、どこか他(の場所)と間違っとるんやないかねぇ」と言われるのです。
行き詰まった私たちは高松での調査を一旦打ち切り、調査状況や調査エリア内で得られた情報を基に再度検討してみました。

そして、私たちの結論は「Tさんの記憶に混乱があり、調査エリアが誤っている可能性が高い。」となりました。
このため、高松市の市街地図を基にこれまでの先入観をなくして「大きな川が合流している」「鉄道の駅が近くにある」というキーワードで地域を検討してみたところ、新たに3ヶ所がその条件に適合していました。

その中に、鉄道の駅名は異なっているものの六条町という場所がありました。
実はTさんは駅名を覚えていたのではなく、京都風の○○条町という形で名称を記憶されていて、調査着手前にTさん自らが地図で調査地域を特定する際、地図で「三条町」「琴電三条駅」という地名を目にして、ご自分の記憶にある「琴電の駅」「大きな川の合流点」というキーワードに符合していたため、目指す場所は三条町で間違いないという風に錯覚してしまっていたのです。