ご相談者は27歳の看護師をされている女性で、現在結婚を前提に同居生活をしている彼の女性問題に関することでした。
「2年あまりの交際期間を経て、昨年双方の両親にも認めてもらっての同居生活中でしたが、そろそろ具体的に結婚式の時期を決めようかという矢先の今年3月ころから、彼の携帯電話(スマホ)にLINEが頻繁に入るようになりました。
『誰から?』と聞くと、『会社の新人社員で4月入社に先立ち、僕がアドバイザーになっていろいろなことを教えている』ということでしたが、『へぇー、どんなことを聞いてくるの?』と彼のLINEをのぞこうとしたら、慌てて隠すように『彼らのプライバシーだから、見せられない』と断られてしまいました。
そのときは『そうだね』と、あまり疑いは持たなかったのですが、その後はLINEが着信しても分からないようにしたり、トイレでこそこそ返信をしたりと、私に疑念を抱かせるような行為をしはじめました。
あるとき、私が深夜勤務を終えて、朝方いつもより早めに家に帰り着くと、彼がシャワーを浴びているところでした。
見ると最近は肌身離さず持っている携帯電話がテーブルに無造作に置いてありました。不信の感情が渦巻いていた私はとっさに、彼に悪いとは思いましたが携帯電話を開き、LINEをチェックしてしまいました。
するとそこには明らかに女性からのLINEが、昨日からのものとつい30分ほど前のものとが計3件だけ残っていました。それ以前のものはどうやら見たら削除しているようでした。いつもは私が帰宅する前に彼が出勤してしまうので、安心していて消さずに残してあったのでしょう。
内容的には、身体の関係を疑うようなものではありませんでしたが、交際中のラブラブカップルのようなLINEのやりとりでした。彼が送ったLINE見てみると、明らかに独身を装って(独身には違いないのですが)女性に気に入られたい一心で書き綴った美辞麗句が満載でした。
LINEを読み終わると、私は情けないやら腹が立つやらで、悔しさで涙が溢れ出てきました。その後、彼の携帯電話を元に戻すと、居たたまれず、飛び出してしまいました。気持ちを落ち着かせるため、シティホテルの喫茶ルームで珈琲を飲みながら、彼とのこれまでの時間を振り返り、自分自身の気持ちを整理してみました。
いろいろな思いが交錯し、なかなか思いがまとまらなくて、以前に友人がご主人の浮気問題で悩んでいたとき、探偵社に相談して助けられたという話を思い出しました。すぐにその友人に電話をしたところ、友人は親身になって自分の経験を詳しく語ってくれ、勇気付けてもらいました。
そして、友人が頼った探偵社に、一度相談するように勧められ、迷った末、思い切って電話をかけさせてもらいました。」というご相談内容でした。
電話ではなかなか深層に入った相談ができにくいこともあって、弊社まで来ていただくようにお願いしました。