フォーチュン広島の探偵白書:統合失調症による幻覚や幻聴とは?

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幻聴による盗聴器捜索の依頼

盗聴器や盗撮器発見の調査依頼には、実際にこれらの機材が仕掛けられ被害に遭われていた方もおられます。

しかし、盗聴・盗撮の事実はなく思い過ごしであった方の他に、「四六時中、誰かが自分を監視している」、「昨日、自分がしていた事や話していた事を、職場の全員が知っている」、「近所の人達が、僕が昨日した事を全部知っていて噂している」というような現実にはありえない被害を訴えて依頼されるが、調査の結果まったく盗聴や盗撮はされていないという場合が多くあります。

このような思い込みは医学的には精神疾患にあたり、「統合失調症」と呼ばれるケースが多いのです。私たちがいくら捜索したところで盗聴器など発見できる訳がないという事です。

統合失調症の症状のひとつとして幻覚や妄想があげられます。幻覚のなかで多いのが幻聴で、「誰もいないのに人の声が聞こえる」というものです。
妄想では、「誰かが自分に盗聴器を仕掛けている」という事が多いそうです。当社ではこれらの症状を理解したうえで依頼をお受けしていますが、次の事例は私がこれまで経験した中で、最も驚きの大きかった案件でした。

ある若い男性から「誰かに盗聴されていて、天井や壁からスピーカーを使って嫌がらせを受けている」といった相談の電話を受けました。さっそく、その男性のマンションへ話をうかがいに出かけましたが、部屋に入るなり驚ろきました。
なんと部屋の壁や天井にたくさんの穴が開いており、男性に尋ねたところ盗聴器を見つけ出すためにハンマーで叩き割ったとの事です。男性はコンビニで働いているが、「この頃は、勤め先でも嫌がらせの声が聞こえ始めた為、仕事も手に付かない」との事でした。

部屋の様子とその話からも、男性が精神疾患に苦しんでいる事が解ります。しかし、幻聴の症状がある以外、男性の振る舞いはいたって普通なのです。男性の症状は学生時代からあり、母親の勧めで精神科の診療を受け、薬も服用していたが、今は親元を離れ一人で暮らしているそうです。

最初は快適だったが、近頃はまた誰かが自分を見つけて嫌がらせを始めたと言うのです。その場で男性の了解をもらい、すぐ彼の母親に連絡したところ、「見ていただいてお分かりのように、息子は少し精神的に病んでいます。とりあえず息子の言うようにしてやって欲しい」との事でした。

もちろん、部屋中の壁や天井のボードを剥がしたところで、男性が納得するとは思えず、どうすれば彼が病院へ再び通院してくれるのかという事がポイントでした。
その後、マンションのオーナーと修復工事金額の話し合いを済ませ、男性の荷物を運び出した後に、彼の見守るなか委託した建築業者により床や壁、天井にいたるまでの解体作業を行ないました。
結果として何も出なかった事に男性は不思議そうな表情でしたが、最後は納得してくれました。その後、男性は新しい主治医の元で治療入院し、今は症状も軽くなり定期的に通院しているだけだそうです。