結婚を夢の頂点としてバラ色の気持ちで迎える事、それ自体は何ら否定されるものではありません。
しかし、1分間に1組が結婚するなかで、2分間に1組が離婚しているという現状をみると、バラ色の気持ちで浮かれるだけではいけないでしょう。
家庭という城が他の女性からの攻撃で落城してしまうという憂き目に遭わない為にも、しっかりとした夫の操縦法を考えて実践しましょう。
どんなに良い妻をもち、幸福な家庭を築いていたとしても、男である限り「魔が差した」「ついはずみで」云々という理由で、心ならずも妻以外の女性と関係を持ってしまったという夫は多いのです。
もちろん、どんなに魅力的な誘惑や据え膳にも目を向けず、生涯妻一人という夫もいるにはいます。ただし、そういった男性は女性が考えているよりもずっと少ないという事です。
さて本題ですが、妻の座を守る為の第1ヶ条は、毎日必ず2人の時間を持つ事です。
結婚して子供ができると妻は子供に時間をとられ、自然と夫と2人きりで過ごす時間がなくなっていきます。限りある時間の中でそうなってしまうのはどうしようもない現実ですが、2人きりの時間を作る事が育児や炊事・洗濯などと同列の必要性でとらえ、夫の帰宅後にどこかのタイミングで15~20分ほどでも一緒にお茶やコーヒーを飲んで語らったり、晩酌を交わしたりするなど2人の時間を持つ事を結婚直後から2人の習慣として続けましょう。
私の知っている女性も、夫婦共稼ぎで2人の子供を育てるという忙しい日々を過ごしながらもこの方式を実践され、本当に円満な家庭を築き上げていらっしゃいます。
この習慣を結婚直後から子供たちが独立した今でも30年に渡って続けているそうです。この夫婦はそろってお酒に強い為、寝酒代わりにお酒を酌み交わしながら毎晩30分ほどは、あえて特別な話題を取り上げるのではなく、何気ない日常の会話を交わしているそうです。