仕事中の息抜き?それともサボり?

誰でも息抜きはしますよね。仕事の合間、家事の合間に手を休めて一息。

今回は、息抜きの度を越えてしまった人物の事例をお話します。
ある企業の本社から広島にある同社営業所の実態を調べてくれとの依頼が入り、それから数日後、同営業所にて社員の勤務状況を確認すべく、早朝から監視を開始しました。

結果、社員は皆朝8時には出勤して勤務についており一見問題無いように思えました。しかし、営業所の所長がいつまで経っても姿を現しません。同社は外回りの業務が主であり、事務所内には社員の行動予定表が掲示され、そこには全社員の一週間分の出向先が表記されているものの、所長の欄には休日と別の日にA市へ出向の表記がありましたが、本日と翌日の欄は空白となっています。

翌日の調査でも、調査開始から所長の姿は確認されず、夕方6時頃にようやく所長が同営業所へと帰ってくる様子が確認されました。依頼先である企業本社と契約した調査開始時刻は朝7時であり、万全を期すため当社の判断で6時半より調査を開始していたのですが、どうも所長はこれよりも更に早い時刻に営業所へ出社し、外出していたようです。

この結果を受けて、翌日からは調査の開始時刻を更に早めて、所長の自宅及び営業所の二ヶ所で監視を行い、所長の行動調査をする事にしました。

調査3日目、所長は朝6時過ぎに自宅マンションを出ると、前日に乗って帰っていた社用車に乗って営業所へ向い、同所で他の社員と合流して郊外のA市へ向かいました。そして夕方まで業務に従事すると営業所へ帰社し、再び社用車を借りて帰宅しました。

調査4日目、昨日同様に作業服姿で朝6時過ぎに自宅を出た所長は、社用車で営業所へ向うと他の社用車に乗り換えてすぐに出掛け、程近いコンビニエンスストアに立ち寄って買い物をすると、そのまま社用車で帰宅しました。
夕方に再び自宅より作業服姿で現れた所長は、社用車に乗りこむと再び営業所へ向かい、事務所内でしばらく過ごした後、また社用車で自宅へと戻り、同居していると思われる女性と食事へ出掛けました。
行動予定表によると、本日も所長はA市へ出向しているはずですが、実際には早朝と夕方、事務所に顔を出しただけの状態です。

依頼元の本社へ報告後、所長は厳しい叱責を受けたものの、解雇等の処分は免れたそうです。
後日談になりますが、それからしばらくして、別の調査中に偶然その所長を所長の自宅そばで見かけました。
その時も所長は作業服を着ていましたが、仕事をしている風もなく、しきりに辺りをキョロキョロと見まわしていました。真面目に働くよりも、人目を気にしてまでサボる事を選ぶとは懲りない人ですね。