コロナ禍でテレワークが普及して、仕事部屋を借りることも珍しくなくなっています。
今回は仕事のためにマンションに部屋を借りたとある夫の浮気についてのお話です。
妻のAさんは結婚6年目。子供をもうけることについて相談し始めた時期だったそうです。
しかし、夫Kさんから突然アパートの部屋を借りてそこでテレワークをしたいと申し出がありました。
今借りているマンションにも物置になっている空室があったので、その部屋をきれいにして使うことを提案しましたが、仕事中はイライラすることが多く、自宅でのテレワークのせいで夫婦仲を壊したくないと言われたので、関心しながら一緒にテレワーク用のマンションを探したそうです。
ところが、Aさんがある時、仕事用とはいえ男1人だと部屋がちらかっているだろうと夫の部屋をたずねたところ、冷蔵庫の中にたくさんの食料が入っていることに気づきました。
レトルト食品ならまだしも、たまねぎやニンジンなどいままで料理をしなかった夫が買うようなものではありませんでした。
そのことを尋ねると、最近料理をはじめたといいましたが、量からして明らかに1人で食べきれる量ではないので、誰か夫に料理を作るような関係の女性を連れ込んでいるに違いないと考えました。
そこでAさんはKさんの行動調査を依頼されました。
調査1日目、マンションは幸いにも近くのコインパーキングから部屋の出入りを撮影することができたため、調査員はコインパーキングで部屋の出入りを監視しました。
午後9時頃にKさんが部屋から出てくると最寄りのコンビニエンスストアへ歩いていきました。
するとKさんは若い女性と戻ってきたのです。
コンビニエンスストア近くに別のコインパーキングがあり、そこに女性は車を停め、Kさんと合流したのです。そのままKさんと女性はマンションへ入り、翌朝まで出てきませんでした。
翌朝、浮気相手女性の車を尾行すると、女性の勤務先はKさんと同じ職場であることがわかりました。
調査報告書を見たAさんはすぐに弁護士に相談し、相手女性に内容証明を送りました。
その後浮気相手女性から連絡があり、KさんからはすでにAさんと離婚をしていたと聞かされていたというのが言い分でした。
必死に弁解していたのですが、その後のKさんからの言い訳にも誠実さが感じられなかったこともあり、相手女性には調査費用や弁護士費用の弁済をすること、Kさんと別れること、もしまた連絡を取り合った際には慰謝料を支払うことを誓約させ、正式文書に残しました。
その後、夫の借りたマンションは引き払い、Aさんと一緒に暮らすことになりました。
Kさんは最初はテレワーク用に借りていたが、テレワークに慣れたことで仕事に手を抜くようになり、空いた時間に女性社員と連絡を取り始めたのが始まりだっということでした。
妻の目が届かなくなった夫はなにをするかわからないので、ある程度釘をさしておくほうがいいものなのかもしれません。