W不倫は止められる?
夫・妻の浮気が発覚し、その浮気相手も既婚者であれば、いわゆるW不倫となりますが、双方の家族を巻き込んでのトラブルに発展することも多々あります。
もちろん、浮気された側の夫・妻は被害者ですから離婚を申し立てる権利も慰謝料を請求する権利も行使することができます。ただ、直情的に騒ぎ立ててお互いの家庭を不幸にするよりは、できるだけスムーズな解決方法をとりたいものです。
とにかく不倫関係をやめてほしい場合に考えられる方法としては、浮気相手と直接話し合うというものです。浮気相手も自身の夫・妻に浮気の事実を知られては困ると思っているはずですから、「身を引いてくれるなら、あなたの夫・妻には黙っておきます」と話を切り出せば、相手も応じる可能性があります。
このとき注意することは、冷静に穏やかに、決して威圧的な物言いをしないことです。逆に恐喝や脅迫だと訴えられては何にもなりません。
また、浮気相手の配偶者と協力して2人を引き離すという方法もあります。これにはまず、相手方が夫・妻の浮気に気付いているかどうかが重要になります。
相手方も同じように夫・妻の浮気に悩んでいたのなら話は早いです。双方から説得することにより解決の可能性は高くなります。もしもまったく気付いていないとすれば、事実無根だとして聞く耳を持ってもらえないかもしれません。そのため、相手方に信用してもらえる証拠を示す必要があります。
ただし、浮気の事実を知った相手方が激怒し、こちらの夫・妻に怒鳴り込むということも考えられます。
いずれの方法も下手をすれば修羅場と化してしまいますので、交渉事が苦手だという人は弁護士などの専門家にお願いした方が得策でしょう。