ある日急に夫(妻)から離婚話を切り出されるといったケースは珍しいことではなく、受けた側は訳が分からず困惑するばかりだそうです。
寝耳に水とも言える出来事なので無理もありませんが、相手は水面下でいろいろ準備を整えて口火を切っていますので、オロオロしているだけではどんどん相手のペースで話が進んでしまいます。
まずは、相手が離婚を望んでいる真意を知る必要があります。
我慢の限界
夫(妻)の離婚したい理由がまったく分からないし、どこに原因があるのだろうかと首をかしげているかもしれません。
ところが、トイレの電気をつけっ放しだとか、脱いだ衣服を裏返しにしたままなど、自分にとっては取るに足らない事でも相手は不満やストレスを感じ、積もり積もったものが爆発することはあります。
性格の不一致や価値観の違い
そもそも、生まれ育った環境が異なる二人の性格が一致することはありませんし、そんな二人が生活を共にする訳ですから、食事の好みや金銭感覚など価値観に違いが現れるのも当然のことです。
ただ、そんなことは結婚する以前から多少なりとも分かっているはずで、それを承知のうえで一緒になったのでしょうが、結婚生活が長くなるにつれてこれらの違和感がどんどん膨らんでいくこともあります。
独りになりたい
結婚すれば独身時代のように時間もお金も自由にならないのは当たり前のことですが、それをストレスとして溜め込み、独身に戻りたいという人は少なからずいます。
また、家庭を支えていくことのプレッシャーから逃れたいとか、パートナーに対する愛情が消え失せたなどの理由で独りになりたいと望むこともあります。
しかし、以上のように漠然とした理由では話し合いによる離婚の阻止は難しいでしょう。
なぜならその多くが本当の理由を隠しており、それを知られぬよう離婚したいからです。
「好きな人ができたから離婚して」とは口が裂けても言えませんので、真実を伏せたまま取って付けたような理由を前面に押し出して離婚を迫ってきます。
したがって、相手の思い通りに離婚話を進ませないためには、真実をつかまなければなりません。