浮気の慰謝料は、浮気した夫(妻)とその不倫相手のどちらにも請求することができますが、取り損ねることのないように請求する時期も大事です。
離婚するかしないか、浮気の証拠があるのかないのかなど、状況によって慰謝料請求のタイミングを考えなければなりません。
離婚しない場合
今後の生活や子供のことを思って婚姻を継続するのであれば、浮気相手との関係を終わらせて、家庭の修復をはからなければなりません。
そのためにも、浮気の確証を得たらすみやかに浮気相手へ慰謝料を請求し、夫(妻)とは二度と会わないという誓約書も交わしましょう。
離婚する場合
離婚後でも時効を迎えなければ、いつでも慰謝料は請求できます。しかし、ひとたび離婚してしまうと、その後に慰謝料を請求しても、元配偶者や浮気相手が応じてくれないケースが多々あります。
したがって、離婚が成立する前に請求したほうが良いでしょう。
浮気の証拠がある場合
浮気の証拠(不貞行為)を手に入れているのであれば、じたばたする必要はありません。
離婚するかしないかなど今後の人生をしっかり考えたうえで、慰謝料請求に踏み切りましょう。
浮気の証拠がない場合
決定的な浮気の証拠(肉体関係の証拠)がなくても、内容証明郵便を送ったり、浮気相手と直接話し合ったりすることにより、相手が浮気したことを認めて慰謝料の支払いに応じるケースもあります。
夫(妻)の浮気に確信を持ち、浮気相手がどこの誰だか分かっているのであれば、なるべく早い時期に行動を起こしたほうが良いでしょう。