浮気・不倫した夫・妻(配偶者)を許し、夫婦関係の修復を望むと同時に頭をよぎるのは、再び浮気されないだろうかという不安ではないでしょうか。
たとえ夫・妻が心の底から反省していても、浮気相手の方から再びアプローチされたら、焼け木杭に火がつくという場合も多々あります。
その様な事態を防ぐために、浮気相手に誓約書を書かせたいと思っている人は多いと思います。
ただ、書かせると言っても、相手にペンと紙を手渡して誓いの文言を書き綴ってもらう訳ではなく、こちらの要求する内容であらかじめ作成した書面を相手に提示し、相手が承諾して署名捺印すれば成立します。
書式は決まっていませんが、要点を絞れば以下のような内容が一般的です。
○山○美 殿
私、○田○子は、○山○夫さんに配偶者がいることを知りながら、平成○年○月頃から、平成○年○月頃までの間、○山○夫さんと
不貞行為に及んだことを認め、今後、いかなる理由があろうとも○山○夫さんとの一切の関わりを絶つことを誓約します。
万が一、これに反する行為をした場合には、○山○美さんから慰謝料○○○万円を請求されても異存はなく、速やかに上記の金額を
一括にて支払うことを本書面にて誓約します。
平成○年○月○日
住所 ○○○○○○○○
署名 ○田○子 印
誓約書の文中に脅迫的な表現もなく、慰謝料も相場に見合った額であるにもかかわらず、相手が合意に応じないようであれば、反省の気持ちや浮気を清算する意思がないものと捉え、訴訟手続きも考えなければなりません。