浮気の証拠(不貞行為の証拠)をとることは難しいことではありますが、時間やお金をかければ揃えることができます。自分で調査することもできますし、探偵社に依頼することで確保できるでしょう。
その証拠を使って、夫(妻)に浮気を認めさせ、浮気相手との関係を止めることもできるでしょう。
しかし、浮気を認めさせ、夫婦の関係を修復することが最終目的であり、浮気の現場を押さえることや、浮気を認めさせることが,ゴールではありません。
浮気の被害者であるあなたは、今後、夫(妻)を信用できなくなるでしょうし、これからの生活に大きな影響を与えることは自明でしょう。そして夫(妻)もこれから夫婦生活をやり直す気があったとしてもずっと引け目を感じ続けることになります。
また、発覚した後も、浮気をした夫(妻)がどれだけあなたを傷つけているか把握していないことがほとんどであり、その行為を悔いていない、運が悪かった程度に思っていることが多いようです。
この浮気の加害者が浮気によってあなたをそれだけ傷つけてしまったかを自覚し、悔いることが夫婦関係修復の条件だと考えます。
罪の自覚があるか否かで今後の夫婦関係がうまくいくかどうかの要であるといえるでしょう。
しかしながら、この事が難しいことなのです。
そのためには、浮気をした夫(妻)を責め続け、謝罪を求めるのではなく、被害者側も浮気行為によって、自分がどれだけ傷ついたか、何が問題で浮気に走ってしまったのかを配偶者と話し合うことが必要です。
浮気をした方が悪いというのは当たり前ですが、あなたが夫婦関係の修復を望むのであれば、怒りや悲しみをぐっと我慢し、これからの関係について、相手に譲歩してあげることも必要かもしれません。
浮気をしてしまった夫(妻)が傷ついた被害者に対し、償う心構えがあるのであれば、時間はかかるかもしれませんが、夫婦関係は修復されてゆくでしょう。
修復できたとお互いが心から実感したときが、本当の浮気の終わりといえるだと思います。