新婚当時は相性ピッタリだと思っていた夫(妻)でも、月日が経てば多少なりとも価値観の違いに気付くはずです。
食べ物やテレビ番組の好みなどであれば、許容できる範囲だと思います。
しかし、これだけは何が何でも譲れないという価値観が夫婦で異なってしまうと、深刻な事態になりかねません。
金銭感覚
極端なケチで貯金が趣味という倹約家の夫と、エステや美容室へ頻繁に通う浪費癖の妻とでは、金銭感覚が真逆ですから、結婚生活が立ち行かなくなるのは明白です。
子育て
子供の将来は親の教育方針に大きく左右されます。
夫は熱心にスポーツをさせたいと思っているが、妻は勉学が何より大事だと考えているような、子育ての価値観に隔たりがあると、子供は混乱してしまいます。
親戚付き合い
結婚は夫婦二人だけではなく両家との関係も重要となりますが、家族それぞれで親密度も距離感も違いますので、そのバランスを保ちながら親戚付き合いをしていくのは非常に難しいことです。
過度な親戚付き合いを夫(妻)から求められ、辟易している人も多いのではないでしょうか。
マイホーム
結婚生活で最大の買い物であるマイホームですが、戸建てかマンションか、両親と同居するのかなど、夫婦でマイホームに対する価値観が異なると購入も遠のいてしまいます。
このように、夫婦関係や家族に亀裂が生じるような価値観の違いは色々とありますが、考え方ひとつで相手の価値観を受け入れることができるかもしれません。
たとえば、上述の金銭感覚の違いでも、夫は老後の生活や子供のために貯蓄してくれている、妻はいつまでも綺麗でいられるよう努力している、と考えればお互いを尊重しようと思えるのではないでしょうか。
また、子育ての方針の違いについても、夫婦どちらも子供が立派に育ってくれることを願っているのですから、きちんと話し合えばお互い理解できるはずです。