読売新聞「探偵社の社会貢献」2016.2.12記事掲載

総合探偵社 フォーチュン広島
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読売新聞で弊社の統合失調症ケア活動が紹介されました。

yomiurisinbun2016.2.12

読売新聞
平成28年2月12日(金)
掲載内容

心寄り添い社会貢献

統合失調症ケアを行う探偵社社長 重川亮さん(広島市)

社長を務める総合探偵社フォーチュン広島(広島市中区)を訪れる統合失調症などの症状がある依頼者を、医療機関につなげる取り組みを行っている。
「盗聴器をしかけられている」「電波で攻撃されている」。事務所にはこんな相談が月に数件は舞い込む。調べてみても形跡がないことがほとんどだという。

十数年前、20歳代後半の男性から「組織に狙われている」との相談があった。盗聴器を探しても見つからなかった。男性は他の業者にも捜索を依頼し、再び重川さんに相談してきた。その間、数十万円をつぎ込んでいた。医師に相談すると、男性は統合失調症の可能性があるという。それまで同様の依頼は「体よく断っていた」が放っておけず、男性の母親に伝え、受診につなげたという。

統合失調症は、妄想や幻覚などの症状が出る精神疾患。本人や周囲も病気であることに気付かずつらい思いをしているケースは多い。行政で対応してもらえず、最終的に探偵事務所の門をたたく人は少なくない。
受診につなげるには、依頼者の話に根気よく耳を傾け「被害が気になって眠れないんじゃないですか」「知っている病院があるので、今度不眠の相談をしてみませんか」と言葉をかけ、一緒に病院を訪れる。

これまで医療機関を紹介したのは60人程度。病院への紹介は無償だ。苦労しながらも続ける先にある思いは「探偵業界の健全化」「社会貢献を通じて、探偵をもっと身近な存在にしたい」