夫や妻の浮気相手は、不貞という不法行為をしたわけです。
だからと言って感情にまかせて相手に対して何をしてもいいわけではありません。許せない気持ちはわかりますがぐっと気持ちを抑え冷静に行動を起こすよう心掛けることが大切です。
浮気相手にしてはいけない行為について説明いたします。
①浮気相手の職場、自宅に行く
プライベートな問題である浮気行為を相手の職場で暴露することはたとえ浮気が事実であったとしても、名誉棄損にあたります。名誉棄損は立派は不法行為ですので、相手から逆に訴えられる可能性があります。
また、浮気現場に行って相手を問い詰めたいからといって相手の自宅に押し入ることも住居侵入罪にあたります。
②浮気相手の職場に浮気の事実を書いた手紙やメールを送る
これも名誉棄損にあたります。あくまで浮気はプライベートな問題なため、関係のない職場の人間にその関係を知らせることは不法行為にあたります。
③浮気相手に恐喝、暴力をふるう、法外な慰謝料を請求する
恐喝や暴力はもちろん、法外な慰謝料請求も恐喝罪として問われることがあります。
これらに関してはもし感情的になってしまっていたとしても相手側から訴えられ、刑事罰に問われる可能性があります。
相手と話し合いを行う際はICレコーダーや、スマートフォンで話し合いの記録をとり、冷静に話し合いましょう。
どうしても冷静になれない場合は弁護士に依頼をしましょう。弁護士がプロとして冷静な態度で交渉を行いますので安心できるだけでなく、ご自身が直接浮気相手と対峙する必要がなくなります。
④弁護士に依頼後、弁護士を通さずに浮気相手に接触、連絡をする
浮気問題は場合によって、どうしても交渉に時間がかかる場合がありますが、もどかしいからといって相手に直接連絡をとることはやめましょう。
直接連絡を取ることでこれまでの交渉が壊れてしまうだけでなく、こちら側の弁護士との信頼関係にも問題が発生します。
問題を解決するためには長い時間が必要な場合もあります。弁護士に依頼した場合は窓口をすべて弁護士に統一しましょう。
