SNS時代のストーカーの危険

先月(2015年5月21日)に女性タレントの方が出演を予定していたライブ会場前で、ファンの男性に全身を何か所も刺されるという大変痛ましい事件が起きました。容疑者の男性は女性タレントのファンでしたが、好意を受け止めてもらえずに逆恨みして犯行に及んだと見られています。
この事件を受け、公明党はSNSへの書き込みを取り締まり対象とするストーカー規制法の改正案を今夏の参院選後に開かれる臨時国会に提出する方針を決めました。

現行のストーカー規制法では、執拗な電話やメールなどは、「つきまとい等」の規制対象となっていますが、今回の事件で加害者から執拗な書き込みがあったSNS「Twitter」などへの書き込みは規制の対象外となっていました。

当社にも以前からストーカー被害の相談はありましたが、SNSを使ってストーカーまがいの行為を働いたり、実際に危害を加えたりする「サイバーストーカー」と呼ばれる被害が、ここ数年で目に見えて増加しております。
ただ物理的なストーキング行為を働く人のほとんどがインターネットを利用して相手の情報を収集しているため、従来のストーカーとサイバーストーカーの垣根がどんどんなくなってきています。

SNS絡みのストーカーが増えたのは急増の理由はスマホの利用者が増え、コミュニケーションのツールとして気軽にTwitter・facebookやLINEを利用する方が増えたから。

「仲の良い友達」とか「よく知っている人同士だけ」とコミュニケーションをネット上で取るなら楽しいツールですが、「実際は知らない人」「実際は会ったことのない人」と関わりを持ったり、友達承認すると、これは揉め事が起こらないほうがおかしいです。
事実facebook上では「会ったことのない人」と繋がってる人の割合も多いのではないでしょうか。

現実社会では会ったことも話したこともない人とすぐに「友達関係」になれるかと言えば、難しいことですが、SNS上では簡単に「友達」として承認し合えます。お互いがSNS上での友達という認識でしたら良いのですが、互いの認識・距離感に差があると危険かもしれません。

共通の友達も無くSNS上で知り合った人と交際をするのは様々なリスクがあることを気を付けなければいけません。
そもそも相手がオープンにしている個人情報が正しいとは限りません。

初めからSNSを会い系として使っている方もいるでしょうし、またSNSやブログに掲載されている顔写真を見て恋愛感情を抱き、ストーカー行為に発展してしまう場合だってあります。中には騙してお金を取ってやろうと考えている人だっています。
SNSを利用しているすべての人がよい人とは限りません。関わりを持ちかける人を気軽に信用しないようにしましょう。

自分でできる対策としては、「むやみに個人情報を公開しない」ことに尽きます。
ストーカーの手段として、Facebookやmixiで個人情報を入手し、ツイッターで行動パターンを把握するということがあります。

むやみに実名や住所、出身地、出身校、勤務先、友人や家族などの情報を公開するのはリスクがあることだと認識した方が良いでしょう。
Facebookでは、身元が割れるような情報は友人までの公開設定にし、無意味に公開しないこと。写真をアップロードするときは撮影した場所が表示されてしまうので、スマートフォンのカメラのGPS機能をオフにしておく、といった対策をとる必要があります。

自分の情報を過剰にさらすことも考え直した方が良いでしょう。最低限のプロフィルだけにする、公開設定を確認する、自宅を特定されるような地名や習慣的に行くような場所は載せない、また過去の投稿は一定期間で非公開にするなど、ストーカー被害に遭わないよう自分で対策するべきです。

SNSは決して悪いものではありません。
ただ、さまざまなリスクがあることを理解し利用しなければいけません。運営企業側も、利用する側も、今一度考えてみる時期に来ているのかもしれませんね。

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